日広建設ってどんな事をしているの?⑦

皆さまこんにちは!
明日はクリスマスですね🎄
今年は自粛ムードも少しだけ落ち着き、皆さまはどんなクリスマスを過ごすのでしょうか☺
素敵なクリスマスになることを願っております!

今回は日広建設お仕事大解剖第7弾です!
ゆっくりしたペースでここまで来てしまいました💦
ペースを上げて行きたいと思います!
よろしくお願いします☺



前回のおさらい

前回はマンションの杭工事後に打つ「捨てコンクリート」について紹介しました。

捨てコンクリートは
●建物の位置を出す”墨出し”のため
●建物の正確な高さを出すため
●地面を平らにし、その後の作業をやりやすくするため

などの役割がありました。
(前回の記事はこちら → 「日広建設ってどんな事をしているの?⑥」





基礎躯体工事

その後、建物を支える基礎の部分(基礎躯体工事)を行います。

ここの部分です


この地下の部分はピットと呼ばれ、将来的に排水管や給水管、ガス管等を通し、メンテナンスをしやすくするための空間になります。
そのため、事前に配管用の穴を開けるために「スリーブ」と呼ばれる筒状のものを設置しておきます。

基礎躯体工事は、この後紹介する躯体工事と同じサイクルとなっているので、具体的な工事の流れは躯体工事で紹介します👷





さて、いよいよマンションの骨組みを造っていく躯体工事に入ります!
長かった....!ここまで長かった.....!




<RC造 補足>

以前、RC造とは鉄筋コンクリート造、つまり鉄筋+コンクリートで出来ていると紹介しました。
その特徴として、

・柱や梁、床や壁が鉄筋とコンクリートで造られている構造のこと
・鉄筋は引っ張る力が強いが熱に弱くさびやすい
・コンクリートは圧縮(押される力)に強く、熱に強い、気密性が高い

などがあり、それぞれ異なる性質を持っているため、互いのメリットを組み合わせる事でより強度・耐久性の高い建物を造ることができます。

今回はこの骨組みとなる鉄筋工事からスタートとなります。



<躯体工事① 鉄筋工事>

鉄筋とは鉄が丸い棒状になっているものです。
鉄筋の太さは10mm~51mmまであり、引っ張りに弱いコンクリートを補強するために使われます。

鉄筋



人間に例えると骨の部分にあたるものでとても重要視される構造のひとつです。
これを建物の形に合わせて、以下の順番で組み立てていきます。

柱 → 壁 → 梁 → 床

それぞれ鉄筋を組み立てていきます。この作業を「配筋」と言います。



<躯体工事② 圧接工事>

鉄筋工事に使用する鉄筋は、工場で鉄筋加工図に基づき建物の形に合わせて加工してから現場に持ち込みます。
その加工された鉄筋をそれぞれの場所で組立てていきますが、あまり長い鉄筋になると運搬や現場での持ち運びができません。
そのため、持ち込まれた鉄筋の端と端を加熱し圧力をかけて接合し、
長い鉄筋をつくります。これを「圧接工事」と言います。

鉄筋を固定して...
圧接!!迫力満点!!
圧接後くっついた部分がふくらんでいます!


圧接後、接合した部分が決められた強度となっているかの「引張り試験」をして確認をします。
専用の機械を使い上下に引っ張り、強度を調べます。

試験前の圧接部分
試験後 ああーっ!







実際の現場では他の場所で別の作業が進んでいる中、圧接工事も行われます。

周りがどんな作業をしているのか、どんな危険があるかを想像しながら工事を進めていく必要があります。

安全確認も監督のお仕事!



今回はここまで!