日広建設ってどんな事をしているの?⑨
皆様こんにちは!☺
日広建設お仕事大解剖シリーズ第9弾です!
前回は型枠工事について紹介しました。
今回はコンクリート打設についてです。
(前回の記事はこちら → 「日広建設ってどんな事をしているの?⑧」)
張り切っていきましょう✨
コンクリートのおさらい
型枠工事や配筋工事が完了したら、コンクリート打設をしていきます。
コンクリートは以前の記事で「杭工事」や「捨てコンクリート」という形で出てきましたね。
捨てコンクリートは
・地面を均す
・建物の位置を出す墨出しのため
・建物の正確な高さを出す
等の目的がありました。
今回のコンクリートは体で言う「筋肉」に当たる部分を造るためのものとなります。
(この記事は鉄筋コンクリート造を紹介する記事となっています)
まずは品質試験
コンクリートとは砂利・砂・水・セメントを混ぜ合わせたものです。
鉄筋が引張りに強いのに対しコンクリートは圧縮に強く、鉄筋と一体化されることによって構造体としてより強度のある建物として成立します。
固まる前のコンクリートは「生コンクリート(通称生コン)」と呼ばれ、現場で品質試験を行い、打設します。
検査の項目は3つで、
●生コンの柔らかさ 固すぎず柔らかすぎず、打設するのにちょうど良い固さかどうか
●空気をどのくらい含んでいるか 空気が少ないと強度が上がる
●塩化物イオンの濃度 濃度が一定数を超えると鉄筋が錆びてしまう
これらの検査を行い、規程をクリアしているか確認します。
いよいよコンクリート工打設
それぞれの検査をクリアしたら型枠工事で組立てた木製の枠にコンクリートポンプ車という、圧送機械で流し込ます。
長いホースの先からコンクリートが出てきます
トンボや小手を使って均します
一定の強度が確認できた後に型枠を取り外し、内外装工事に移行していきます。
型枠を外すとこんな感じです。
近年、コンクリート打ちっぱなしのオシャレな建物も増えているので、
見た事ある方も多いかと思います。
コンクリート調のクロスも人気ですね☺
墨出し
コンクリート打設が終わると、次は墨出しをして建物の位置を決める基準の線を引きます。
今回は2人1組で行っていきます。
1人が墨つぼを持ち、もう片方が墨つぼの墨を含んだ墨糸を引出し、
任意の箇所で指で弾いて線を引きます。
別の現場ですが、墨出し後はこんな感じになります。
現場の床に図面をそのまま落とし込むようなイメージで行います。
その後、建物の外側に足場を建てこの上に新たに型枠や鉄筋工事を行い、階数を上げていきます。
サイクル
以上が躯体工事となります。
大まかなサイクルとしては
墨出し
↓
型枠工事(柱・壁 → 梁 → スラブ)
鉄筋工事
↓
コンクリート工事
このサイクルを繰り返していきます。
その他、足場を組むための仮設工事等も行っていきます。
沢山の工事を行い、沢山の人の手で1階ずつ造られている事がわかります。
今回はここまで!👷